ポーラ・オルビスグループで研究開発・生産を担うポーラ化成工業(神奈川県横浜市)は12月25日、白斑(皮膚の色が抜ける疾患)に関する「2025年度 白斑研究助成金」の採択者4人を決めたと発表しました。制度は2021年に始まり、2024年までに計14テーマを支援しています。白斑は色素細胞(メラノサイト)への自己免疫や酸化ストレスなどが関与するとされる一方、未解明部分が残り、保険診療で治療が難しい例もあるため、新たな解析技術を用いた治療法開発が課題です。2025年度は、IFNγの影響解明(京都大)、cGAS-STING経路の検討(東北大病院)、表皮幹細胞ニッチの解析(大阪公立大)、代謝とROS軸による炎症増幅(大阪大)を採択。成果は翌年秋の日本白斑学会学術大会で報告される予定で、研究の積み上げが治療選択肢の拡大につながるかが焦点です。

【関連情報】

助成制度詳細 https://www.jsvitiligo.jp/news/data/pola01_2025.pdf

日本白斑学会 https://www.jsvitiligo.jp/

source: PR TIMES

Share.